ドイツ語C1試験、勉強の仕方(改)

ドイツ語上級試験向けの指南はオンライン上にいくらでもあり、それを読んで成功者の話からインスピレーションを受けたりもする。Spiegelのような難しい雑誌を読んで読解力を付け、DWのようなメディアで聞き取りを上達させ、etc...。

それが正しいと思い少しやってみた。最初のうちは「これをやってる僕ってすごい!」という自己陶酔があり満足感もあったが、膨大な量のメディアを前に圧倒される。ドイツ語そのものの実力アップにはなるかもしれないが、ドイツ語試験をパスする為の実力だけ欲しい自分には時間が足りなすぎる。分からない単語や熟語が多すぎて、辞書を使う手間がかかりすぎる。

ドイツ語そのものの実力アップではなく、試験に必要な知識が自身のドイツ語の能力アップに繋がる勉強方法が必要だと思い始めた。なので勉強方法の変更を決定。

其の①:
各部門正解率6割で合格なので、模擬試験で平均7割以上できる分野はもう勉強しない。満点は目指さない。C1のレベルは高いが、合格のレベルはあくまでも60パーセント。効率が悪い勉強法は捨てる。

例:
熟語を知らなければ解けない読解問題もあるが、気にしない。問題解釈で合格点を狙う。単語や熟語を増やす為に単語帳を作っても、数問正解の為に数百〜千語の語彙を増やすのは損。今まで調べた単語で覚えられないのを長文中に見かけたら覚える努力をする程度。これで充分 。

其の②:
作文は問題形式が決まっているので、回答の法則を自分なりに作る。

例:
作文問題は200単語以上で、5つのテーマを与えられたグラフを使って書く。イントロ→テーマ1→テーマ2→テーマ3→テーマ4→テーマ5→まとめの順、各部分2〜4行にすると250単語程度に収められる。

これが分かったので、随分と楽になった。最初は作文に1時間以上必要だったのが、最近は30分で書けるように。残りの時間は見直しに使えるのでミスが減って得点力もアップ。あとはエレガントな文章にする為にちょっと難しい表現を使い、論理的に文章をまとめれば高得点を狙える。

其の③:
パターンに慣れる。其の為に模擬試験問題をやる。C1向けの問題はオンライン上にいくらでもある。同じ問題を数回やると単語や熟語も同時に覚えられる。

例①:
長文読解の場合、部分的に読んで解ける問題と、全体的に読んで解く問題がある。また文法的、熟語的に解ける問題もある。問題に合わせて読み方を変更する必要がある。慣れると幾分か楽になる。

例②:
上手な文章は、構造が決まっている。イントロでテーマを示し、内容を展開していく。文章はテーマに沿っている。例題を出して具体的に説明する部分がある。反論を出して公平性を保つ。視点を変える単語や熟語に注目する(aber, dahingegen, deswegen, など)。最後にはまとめ。

部分的に集中すると、部分に心奪われてテーマを忘れてしまう可能性あり。

其の④:
作文は練習あるのみ。回答が問題集に付いてない場合がほとんどなので、ネイティブに訂正してもらう。其の中からパターンや重要単語が分かってくる。自分の間違いや外国人っぽい文章がどこか、を指摘してもらう。

其の⑤:
オンライン上の勉強方法、半分以上は一般論すぎて役に立たない。そんなの時間が足りないYo!自分の達成を美化しすぎてような気がする。C1試験、9割以上の正解率ならすごいけど...。ギリギリで受かった人ほど実力以上に偉そうにしている、ような気がするZe!

其の⑥:
口語表現の勉強は試験に役に立たない。学術的な文章や政治に精通していれば合格できる。口語表現をそれとは知らず、作文に使うと原点対象になる可能性もある。

Comments

Unknown said…
はじめまして。コメントさせて頂きます。GoetheのC1は既に合格されたのですか?

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