ドイツ初:制限付きでマスク着用が義務になった都市が誕生
ドイツ語の勉強そっちのけでコロナ関連のニュースを毎日読んでいるが、そろそろドイツ語の勉強にも力を入れたい。で、ドイツ語ニュースを読んでみた。
先週(旧東)ドイツJena市で一部制限付きでマスク着用の義務が決定された。4月6日から実施される。その第一目の現地レポートを読んで、要約してみる。あと考察とか私見とか。
---要約---
先週(旧東)ドイツJena市で一部制限付きでマスク着用の義務が決定された。4月6日から実施される。その第一目の現地レポートを読んで、要約してみる。あと考察とか私見とか。
---要約---
- 感染者からの飛沫から起こる二次感染を防ぐためにマスク着用が義務ずけられた
- 市街地では多くの人が歩行者、自転車に乗る人、老若男女、マスクをしている
- マスク未着用の人も見られ、正しく着用してない人(マスクを顎の下に引っ掛けただけ)も多い
- マスク義務の発表は3月末に行われ、市民は4月6日までに薬局でマスクを購入していた
- マスク着用が義務になる条件:買い物、バス、路面電車、自転車移動などの近距離外出、公共施設内部、
- 現在はJena市内のみマスク着用が義務なので、市外に住む人がJenaに来る場合は要注意
- 日用品売り場の店員は3月26日から既にマスク着用が義務になっていた
- 日用品売り場のレジは防御壁が義務付けられ、客はお互いに距離を取って並ばなければならない
- 商店側の人はマスク着用を歓迎している
- 市民側は混乱よりも、順応しているように見える
- すでにマスク不足で買えない人も多い
- マスクを自作する人もいる
- 仕事で一日中マスクしている人は可哀想、という心情
- マスクの効用に懐疑的な人もいて、大きな論争になっている
- コロナの状況が悪くなるよりも、マスクを我慢する方がマシである
- マスク着用義務よりも、人と自由に会えないのが辛い
- マスク着用義務が全員で守られてないのは、準備機関が不充分で、マスクが全市民に行き渡ってないからである
- お風呂掃除用にマスクを以前買ってたから今日は大丈夫(でも明日からのマスクがない)
- マスク効果が出るのは先の話
- チェコとオーストリアでも試験的にマスク着用をテストしていた
- チェコとオーストリアの試験結果は「否定的ではなかった」ので、ドイツでも試してみる価値はある → マスク着用を支持
- 路面電車乗車中のマスク着用は義務になっているが、多くの人は路面電車に乗る前からマスクをしている
- 役に立つなら、何でもするよ
---私見---
- 防衛の為のマスクではなく、病原体を拡散しない為のマスクである
- すなわちドイツ人の多くは既に感染している、というのが前提
- マスクに慣れていないが、マスク否定者は(この記事から察するに)少なそうに
- ドイツ人は政令を行儀よく守っている
- ドイツ初の事例なので、行政側の用意不足が否めない
- 市民の行政に対する協力態勢が素晴らしい
- マスクでコロナ収束が早まるなら、マスクなんて我慢できるというポジティブな意見が美しい
- マスク不足を何とかしなければねぇ...
- もしこの事例が有効なら、ドイツ全国で採用されると思われる(更なるマスク不足の加速を懸念)
- 初日にしては上出来
- ドイツ人の注目する制定、今後どうなるか??
- 既にマスクが普遍的に利用されている日本や中国に関する言及なし
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